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【SHOKOの入院顛末記その2~いざ!いざ!】

2019年06月14日

SHOKOの入院顛末記その1はこちら

 

 

このブログの内容はあくまで私個人の体験をベースに書いたものです。
病気の症状は個人差があり、私のケースが必ずしもほかの方に当てはまるというものではありませんのでご了承ください。

 

【手術に備えて】

 手術は結局5月の最終週になりました。

 

病気がわかって私がまず思ったのは、
「あら、じゃあ何ができるかな?」でした。

 

「(鍼灸の)いろんな治療法を自分に試したらどうなるか?!」という興味がむくむくと持ち上がってきたのです。

 

尊敬する何人かの先輩鍼灸師に事情を話し、どのようなホームケアが考えられるか教えてもらい実践!
お灸などのケア道具はわざわざそろえなくてもすべて自前で揃っているし、「鍼灸師でよかったぁ!」としみじみしたり。

信頼できる仲間の治療院に通い、体調を整えたり。

普段の食生活をいつもより気を付けたり(お酒、控えました~)

 

とにかく、

オペをすることが動かせないならば、
そのオペに向かって体調を万全に近づけようと思ったわけです。
コンディションを整えれば、オペ後の回復も早いだろうし、
あわよくば小さくなってくれるかもしれないし!
(こちらは残念ながら大きさは変わりませんでしたが……短期間だったし)

 

なので4月の頭から5月末のオペの間、自分の状態をよくすることを目標としていました。

 

 

【ちょっとお金の話―高額療養費制度】

入院するにあたって山ほど書類を渡されました。
麻酔や腹腔鏡手術、輸血、HIV検査、肺血栓塞栓症予防、といった、手術に関する説明書および同意書です。
一枚一枚読んで署名をしていると、やはり手術というのはおおごとなんだと実感します。

 

それとは別に渡されたのが、
「高額療養費限度額適用認定証度の案内」

 

高額療養費制度いうのがありまして、簡単にいうと、保険医療機関から請求された医療費から自己負担限度額を超えた金額が払い戻しされる制度です。
この自己負担限度額は、所得区分によって変わってきます。

この制度は、まずは医療機関に全額を支払った後に保険者に申請して、後から限度オーバーのお金が戻ってくるのですが、
それだと一時的にせよかなりの金額を負担しなければならなくなります。

 

そこで登場するのが、「高額療養費限度額適用認定証」!
これを事前にもらっておくことで、最初から病院の窓口で支払う金額が自己負担限度額以内となります(食事代や差額ベッド代などは適用外です)。
この認定証は保険者に申請するともらえます。

 

ちなみに、この制度を利用しなかった場合の私の入院費トータルは161,340円です。
制度があってよかった!!

 

 

【いざ出陣!なんだけど、これはもう避暑気分】

話を戻します。

「腹腔鏡手術なので入院期間はそんなに長くはならない、5日くらいで退院がほとんど。
でも、万が一何かあった場合には開腹手術になるので、その時は長引きます」
と、ドクターに言われていました。

 

つまり、

526日(日)に前日入院。
27日午前にオペ。
そのあと3日くらい入院かぁ~。
(開腹手術になるとは夢にも考えていない)

 

というわけで私が準備したのは、

 

ハードカバーの本4
鍼灸関係の本やテキスト3冊
文庫本1

積み重ねると30㎝にはなる量!
(これでも減らした方なんです)

 

入院のためにカバンを用意しましたが、
ほとんどが本で埋め尽くされました!(あとは着替えなど)

めったにないこのチャンス!
本を読みまくる!! 

そう考えるとほんとワクワク。
どうせオペするなら早く本番こないかな、くらいの気持ちでした。

 

そしてもう一つ。私が楽しみにしていたこと。

 

体重を減らすぞ!!!

・身体の中の(不要な)モノをとる
・病院食

 このダブルコンボで目標3キロ減だー!

 

 

【前日、入院】

日曜入院なので診察はありませんでした。
フロアの説明をしてもらったら、あとは基本的に自由時間。

早速本を読み始める!

でも、ベッドサイドの照明ってそんなに明るくないんですよね……。
消灯まで共同スペースで時間をつぶしていました。

 

そうそう、腹腔鏡手術なので、メスを入れるのは
おへそと、あと下腹部に三か所とのこと。

 

赤いところです。
なので、おへそチェックありました!

 

看護師さんが私のお腹を見て、
「おへそ、汚れてたらきれいにしますね~毛を剃ったり……あら、SHOKOさんはキレイ、これなら大丈夫!」

ちゃんと合格点出ました!やった!

 

 

【当日、いよいよ手術。ですが】

さて、27日。手術の日。
朝から絶食。水分も午前7時までです。

午前10時ごろの手術ですので、15分前に手術室へ看護師さんと向かいました。

って、待って?
ストレッチャーは?

 

手術って、病室からストレッチャーに乗せられて、寝ながら行くイメージだったのですが、当たり前のように歩かされました。
そりゃそうですね、歩けるんだし。

 

……藤崎奈々子さんのブログでは、ストレッチャーで行ったとあったのになぁ。

残念! 

 

 

【ドタバタで、一瞬で落ち、一瞬で目覚めた】

手術室に入り、ようやくベッド(手術台)に横たわりました。
手の甲に点滴の針をつけられます。

 全身麻酔のためのマスクを顔に当てられます。
「すぐに麻酔にかかりますからね~」

 全身麻酔は、すぐに「落ちる」と聞いていたので、どのくらいだろうと興味津々でした。
壁の時計を見るとちょうど10時。
意識がどのくらいもつか挑戦!

と意気込んでいた時、ドクターが慌てて、
「あ、まだ説明してないことがあった!」と駆け寄ってきました。
(私は麻酔のマスクを当てられている最中)

「手術後、むくみ防止に足にマッサージ機を取り付けるのですが、その承諾書をまだ!!」
という声が聞こえたので
マスクの下から「あ、その話はちゃんと聞いています!」と答えました。
横から誰かが「大丈夫?意識もうろうとしていませんか?」と言ってきたので
「あ、大丈夫です」と答えて、
ドクターが「よかった!」と言って、

 

そこから記憶がありません。 

全身麻酔、ほんとにすぐに落ちました。

 

 

【一番つらい時間】

次の記憶は、急にぱっちり目が覚めたとき。
どうやって起こされたかは記憶にありません。

意識もはっきりしていたのですぐに時計をみたら、ほぼ1時間後でした。
ああ、無事終わったみたい、と思い、「切ったところを見せてください」と言おうとしたのですが、さすがに声がかれて出ませんでした。

頭ははっきりしているけれど、身体が重だるかったです。

 

そこからが大変。
帰りは憧れの「寝たまま病室にGO」。ベッドごと戻りました。

お昼前より24時間絶対安静のスタート!
トイレは尿管なので行く必要はなし。
とにかくベッドの上で点滴と足マッサージ機を付けて横になってます。

 

そしてこの日は熱帯夜

 

もう、暑くて暑くて!
背中が汗でじっとりと濡れるのがわかります。

起き上がるのはダメだけど、横向きになるのは大丈夫だったので、
ベッドの柵を反対側の手でつかみ体を横にして、背中に空気を当てるのが精いっぱい。

 

さすがにこの時点では動くと傷口が痛みます。
手術直後の傷の痛みを10としたら、このころは7くらいでしょうか。

 

スマホ、音楽プレーヤーを手元に準備していましたが見る気が起きず、
(何せ、スマホをみたら余計に眠れなくなるのがわかっていたし!)
とにかく時間を意識しないようにしていました。

ぎりぎりまで我慢し、消灯からだいぶたったころ、ようやく音楽プレーヤーに手をだしました。
そしてうつらうつら。
途中で看護師さんが様子見に来てくれました(それに気づいたということはつまり熟睡はしてないってことです)

 

傷と、あと動けないことで体が硬くなるの以外は実はまったくつらくありませんでした。
麻酔後の気持ち悪さなどは感じず。
マッサージ機を付けている足はもちろん、手のひらなどもむくんではいなくて、

そういう「割と平気」な状態だったので余計にこの絶対安静の時間がつらかったです。

 

 

【ようやく……え?】

耐えに耐えた夜が過ぎ、やっと朝になりました。
看護師さんが覗きに来ます。

 

「おなら出ました?」
「……出てません」
「じゃあもう少し頑張ってくださいね」

全身麻酔のあとなので、おならがでる→腸が動き始めるまでは、水を口にできないそうです。

 

人生であんなにおならを心待ちにしたのは初めてです。

 

ようやく水が飲めたのはお昼前。
(おならは出てなかったのですが、もういいだろうと)

ほんとに24時間耐久絶対安静でした。

 

 

そして告げられるひとこと。
「明日、退院ですよー」

 へっ?

 

はやっ……。

 

それだけ体の状態がよかったのと、
どうやら婦人系の手術は割と早めに出される方針みたいで。

 

いや、それは良かったのですが。

持ってきたハードカバー本、
全然読めてない……。

 

5日くらい入院と聞いていたのに!
まさかの34日とは。

 

私の避暑は、
熱帯夜我慢大会+予定より早く切り上げ、となりました。

 

「その3」続きます。