横浜で、 【楽器奏者専門ケアコース】がある マッサージ・はり・きゅう治療SHOKOの 院長(ファゴット吹き)のブログへようこそ!
5月26日から31日まで、ホノルルに行っておりました!
初ハワイ上陸(上島?)です!
といっても、空と海を満喫……とはいかず、今回は研修が目的でした。
解剖実習。
それも、見学だけにとどまらないものだったので、日本ではなかなか受けられないものです。
今年3月にふとしたご縁で研修の主催者と繋がり、そこからとんとん拍子に参加が決まりました。
なぜ解剖を?
鍼灸師になるには鍼灸学校で決められた期間学びます。
授業の一環で解剖見学はありましたが、まだまだ知識も浅い頃で、おそるおそる見るだけだったのを覚えています。
それから10年以上鍼灸師として活動していますが、これまでは、教科書で得た知識だけでも実際の治療に困ることはありませんでした。
けれど、もし、実際にこの目で見ることができたら…と以前から漠然と感じていたところに、たまたま今回の研修の話が来たのです。
二次元のイラストや写真で見ている時より、明らかに自分の中で体に対するイメージが変わりました。変わったというより、アップグレード!
楽器奏者専門ケアとの関連
実は今回の研修、参加者の多くはボイストレーナーの方々でした。15人中、鍼灸師は私を含めて3人。
内容は、発声に関する構造を確認するのが主な目的。
そして、発声に欠かせないのが「呼吸」なのです。
私自身、ファゴット奏者として、また管楽器奏者のケアをする立場として、呼吸の仕組みにはずっと関心がありました。
告白すると、ファゴットの先生に「のどを開くようにして」と指導されても全くイメージがわいていなかったのですが、ちょっと自信がつきました!
今回の学びを復習・日々の治療に活かせるのが楽しみです。
日本の解剖との違い
以前私が学生時代に受けた解剖実習と比べ一番の違いは、
「見学」か、それとも「実習」か、でした。
ただみんなで周りに立って見ているのではなく、
事前に参加者全員でどういったことを確認したいか話し合い、それに沿って進めていく形式だったので、今自分が目にしている器官がどういった理由でそこに存在しているのか全て理解できました。
そのほかにも色々異なる点はあるのですが、それはまたいつかシェアできる機会があればお伝えしますね。
研修で得たものと、これから
まず、人間の体がいかに無駄なく作られているか驚愕するとともに、
命の尊厳を強く感じました。
鍼灸師として人の健康を守る立場にいるその責任の重さを実感し、多少恐れおおい気持ちになったのも事実です。
そして、今まで持っていた机上の知識に実際に目と手で確認できた情報をプラスできたことで、ヒトの体の仕組みがより具体的にイメージできるようになりました。
治療で使うツボは普段から筋肉や腱といった体の器官と関連づけて選択していますが、その精度を高めることができます。
今後の治療にしっかりと活かし、皆さんに還元していきます。
研修以外は…
とにかく為替に敏感になっていました。
なんと、ペットボトルの水が1本4ドル!日本円にすると600円以上!?
そんな物価の国に6日間もいるなんて!
ということで宿泊は希望者数人で一緒に民泊、
日本からお米や調味料を持ち寄ってみんなで協力し自炊の毎日でした。
とにかく研修が終わるまでは研修所と宿泊所、そして生鮮食料品購入のためスーパーの3カ所です。
それでもやっぱり観光もしたい!
ホノルルについた初日は少しだけビーチに立ち寄りました。
『ランタン祭り』を見に行きました。
日本の灯籠流しによく似ていて、とても幻想的で厳かな雰囲気。
研修終了の次の日はようやく観光!
カメハメハ大王の銅像
同じポーズをとる私
出雲大社のホノルル分社
ショッピングモールのフードコートでみんなでハワイアンご飯!
ポケが美味しかった!アサイーも!
ただ、どれも量が多くて…一人では到底食べきれないサイズ感でした。
みんなでシェアしたので、たくさんの種類が食べられ大満足です。
研修終了日は宿泊所に全員が集まり、パーティー
ボイストレーナーさんが10人以上いると、文字通り十人十色。
それぞれ専門分野がバラバラで、話が本当に面白かったです。
オペラとポップスだと歌い方が全然違うって知ってましたか?
私は知りませんでした!
裏声というのは、単に地声では出ない高い声、ではないそうです。
これも知りませんでした!
最後に
とにかく盛りだくさん、とても充実した6日間となりました。
慌ててパスポートをとったり
実習の前には座学の講義をオンラインで受けたりと
最後までバタバタで十分な準備ができてたとはいえない状況での実習でしたし、帰国後もフィードバックの会や教科書との照らし合わせなどしばらくは落ち着かないのですが、
今回本当に貴重な体験と学びを得ることができました。
自分の鍼灸技術を、さらに皆さんのお役に立てるよう尽力いたします。
特に、管楽器奏者の方向けに色々とお役に立てることが増やせたので、
楽器奏者専門ケアコースがより充実します。楽しみにしておいてくださいね。
また、個人的なことですが、ファゴット奏者として今回学んだ呼吸をうまく活かせたら、音がもっと理想に近づきそうな気がします。
(この辺は、私の努力の部分が大きいのですが)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
そして、お休みをありがとうございました!
ALOHA!