横浜で、 【楽器奏者専門ケアコース】がある マッサージ・はり・きゅう治療SHOKOの 院長(ファゴット吹き)のブログへようこそ!
愛知県豊明市で「スマホ利用2時間以内」を促す条例案が可決され、大きな話題となりましたね。
賛否両論ありますが、この条例案が投げかけた「スマホと健康」というテーマは、私たちにとって無視できない課題ではないか、と考えながらニュースを見ています。
制限してみたけど、やっぱり難しい
今回のニュースを見て、「試しに使用時間を減らそう!」とやってみましたが…結果は惨敗。
「ちょっとニュースをチェックするだけ……」
「SNSの通知だけ見ておこう……」
そう思ってスマホを手にしたはずが、気づけば30分以上経っていて自分でもびっくりしました。
スマホを手放せない生活は、現代人にとって当たり前すぎて、使用時間をコントロールすることは意識していてもなかなか難しいものだと痛感。
だからこそ、スマホを「使わない」のではなく、「上手に付き合う」ための工夫が大切だと考えています。
あなたも感じている? スマホ疲れのサイン
スマホやPCの画面を長時間見続けると、私たちの体には様々な不調が現れます。
一日中スマホやPCの画面を見続け、気づけば目が疲れてしょぼしょぼ、肩や首はガチガチ……そんな「スマホ疲れ」に心当たりがある方も多いかと思います。
目の疲れ
画面を凝視すると、まばたきの回数が減り、目が乾きやすくなります。さらに、ピントを合わせようと目の筋肉が酷使され、目がかすんだり、ぼやけたりする症状が現れます。
以前、オーケストラのステージで演奏した際、照明がとても明るかったため、メガネなしで楽譜がはっきり見えました。これは、それだけ強い光がなければ、目のピントが合わなくなっていたという証拠。スマホによる目の疲労を身をもって実感した出来事でした。
体の不調
長時間のスマホ使用は、目だけでなく全身に影響を及ぼします。
- 肩や首のこり: スマホを覗き込むような姿勢は、首や肩の筋肉に大きな負担をかけ、頑固なこりや痛みを引き起こします。
- 頭痛: 目の疲れや首肩のこりから、血行が悪くなり、緊張型頭痛につながることがあります。
- 集中力の低下: 疲労が蓄積すると、集中力が続かなくなり、仕事や勉強の効率が落ちる原因にもなります。
今回は、特に目の不調を和らげるための簡単なケア方法をご紹介します!
5秒でできる! 魔法のツボ「攅竹(さんちく)」
私が特におすすめなのが、攅竹(さんちく)というツボ。
攅竹は、左右の眉頭の下にある小さなくぼみにあります。ここを優しく刺激することで、目の疲れやかすみ、ドライアイ、さらには頭痛や鼻づまりにも効果があると言われています。
【押し方】
- 人差し指の腹をツボにそっと当てます。
- 「1、2、3」と数えながら、垂直に力を入れて押します。
- 「4、5、6」と数えながら、ゆっくりと力を抜きます。
- これを5回ほど繰り返します。
たったこれだけですが、目の周りの血行が良くなり、視界が明るく、すっきりするのを感じられるはずです。
ぜひお試しあれ!
演奏家にも、日々の暮らしにも
長時間楽譜と向き合う演奏家にとって、目の疲れはとても深刻な悩み。
ピントが合わず、楽譜が見えづらくなることは、演奏の質に直結します。
そんな時、休憩時間にサッと攅竹を押して、疲労をリセットしましょう。
もちろん、これは演奏の時だけの話ではありません。
PC作業で長時間画面を凝視するオフィスワーカーや、受験勉強で教科書と睨めっこする方など、誰もが同じように目の疲れと戦っています。攅竹を押す習慣を身につけることは、日常生活の質を向上させることにもつながります。
上手な「スマホとの付き合い方」を見つけよう
スマホは、私たちの生活を豊かにしてくれる便利なツールです。完全に切り離すことは難しいし、その必要もありません。大切なのは、スマホに振り回されるのではなく、小さなケアを日々の習慣に取り入れることで、自分の体を守っていくことです。
攅竹のようなツボ押しを実践したり、スマホを使う前に少し目を休ませる時間を作ったり。
自分に合ったケアを見つけ無理なく続けることが、スマホ時代の健康維持の鍵となります。
ぜひ、あなたの生活に合った上手なスマホとの付き合い方、見つけてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。