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【1:29:300の法則】小さな不調を放置するとどうなる?鍼灸師が語る健康管理のヒント】

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1:29:300の法則が示す、健康管理のヒント

皆さんは「ハインリッヒの法則」をご存知でしょうか?
もともとは労働災害の分野で使われる法則で、

「1件の重大事故の背景には、29件の軽傷事故、さらに300件のヒヤリハットがある」

というものです。
大きな事故は、突然起こるように見えて、実はその前に何度も小さなサインや不調が隠されている…ということを示しています。

この法則、実は私たちの健康管理にもそっくりそのまま当てはまるんです。

「ヒヤリハット」を見逃さないで

健康における「ヒヤリハット」とは、例えば以下のような小さな体の不調です。

☆肩や首のこわばり
☆頭が重い感じ
☆なんとなく胃がムカムカする
☆夜中に目が覚めてしまう
☆寝ても疲れがとれない

これらは多くの人が「いつものこと」「大したことない」と見過ごしがちですが、放置すると、やがて慢性的な不調という「軽傷」に発展します。
さらに放置し続けると、大病という「重大事故」につながってしまう可能性もゼロではありません。

「いつもと違うな」「ちょっとおかしいな」と感じたとき、
それを軽視せずに、メモをとるなどしてご自身の体調の変化を意識することが大切です。

東洋医学で心と体を整える

東洋医学では、病気になる前の「未病(みびょう)」という段階でケアをすることが大切だと考えられています。
小さな不調を放っておかないことが、未来の健康を守ることにつながります。

ご自宅でできる簡単なセルフケアも有効です!
例えば

  • 合谷(ごうこく):手の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたりにあるツボです。ストレス性の頭痛や肩こりに効果が期待できます。
  • 足三里(あしさんり):膝のお皿のすぐ下から指4本分下にあるツボです。胃腸の調子を整えたり、疲労回復に役立つとされています。
  • 太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにあるツボです。イライラや不眠、目の疲れなどに良いとされています。

 

これらのツボを、お風呂上がりや休憩中に、「気持ちいい」と感じる程度の強さで押してみてください。
また、深い呼吸や軽いストレッチを組み合わせることで、さらに効果が期待できます。

鍼灸という選択肢

セルフケアだけでは追いつかない不調や、慢性的な不調を感じ始めたら、専門家によるサポートを検討してみるのも一つの方法です。

鍼灸は、小さな不調のサインを読み取り、身体全体のバランスを整えることを得意としています。未病の段階で鍼灸治療を受けることで、大病を未然に防ぎ、健やかな状態を長く保つことにつながります。

「ハインリッヒの法則」は、健康にも当てはまります。

大きな問題の背景には、必ず小さなサインがあります。そのサインを見逃さず、日々のセルフケアと、必要に応じた専門家のサポートを組み合わせることで、未来の健康はぐっと守りやすくなります。

「ちょっとした不調」を「いつものこと」で片付けずに、ご自身の身体に耳を傾けてみてください。気になる方は、ぜひ早めにケアを始めてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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